自然治癒力発毛理論/理学博士鶴巻成男 |
髪がどっとこむトップページ>自然治癒力発毛理論>第4章 四元一体養生の原理(心、技、体、気の養生法)>(3)悩み、苦しみ、心の整理
〜第4章 四元一体養生の原理(心、技、体、気の養生法)〜 |
「心」の養生法 こうすれば生える・心の在り方と脳、神経 (3)悩み、苦しみ、心の整理
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(3)悩み、苦しみ、心の整理 1.悩みはいつも堂々巡り 毛髪の悩みは傍らから見れば、無関心に等しい事なのです。 本人にすれば至上の悩みとなり、ああだ、こうだと一晩中考えにふけっていたらとうとう夜が明けてしまったという事が度々起こります。その都度冷静に回顧してみると、「なんだ、実に馬鹿馬鹿しい事を考えていたものだ」となるのですが、何かのきっかけで再び振り出しに戻るという、堂々巡りになります。しかし、この程度の悩み事は誰にでもある事で、極く普通の人の悩みと同じですから、深みに嵌まる前に、しっかりとした内容で実施している「発毛システム」へ行って相談するとか、行きつけのヘアサロンに相談すべきで、まず行動に移す事が大切です。そうなる事によって「案ずるより生むがやさし」の諺どうりになります。 そして、「出ぬバケモノに恐れるな」という事も頭に入れて行動を開始することです。
2.悩みや苦しみは親に話すことが最良の策 神経症やうつになっている時は、このような事を人に言うと笑われるのではないか、馬鹿にされるのではないか、という強迫観念が先に立ち、人に話すどころか、人と会うのさえ嫌になります。しかし、人に話す事によって気が楽になるという事は確かなことで、 そのような時には、親に話すのが最良の策です。ややもすると、現代の若者達はこんな事を話してもどうせうちの親達にはわかってもらえないだろうと、のっけから親を軽視する風潮があります。しかし、親は貴方をこの世に誕生させた、紛れもない唯一の関係者なのですから、真剣に悩みを聞いてくれるし、裏切りもありません。親によっては毛髪の事にさっぱり無関心の人がいることもありますが、腹を割ってじっくりと話せば、何がしかの最良策を考えてくれるはずです。 親に分かってもらえなければ、血を分けた兄弟もいるでしょう、ある程度の歳になっていれば妻もいるでしょう。間違ってもテレビのCMなどに惑わされず、何が本物かを見強め、「禿を食い物」にする虚構の族にだけは、相談はしないでほしいものです。 3.苦しい時は楽しかった事を思い起こせ これは、神経症に苦しむ、私の心情を察して父が常に助言してくれた言葉です。しかし、そうは言われても頭の中は強迫観念に支配されていますから、最初のうちはどうすれば良いのか、その糸口すら見つからず、悩みました。そうしている時、ベンチャーズのレコードが目に付き、何気なく針を下ろしてみました。目いっぱいボリュームを上げ、聞いているうち、若い頃の自分の姿を思い出したのです。 あの頃は若かった、何の苦しみも無く、前進あるのみで後を振り向く事のない自分のイメージがくっきりと意識され始め、快感神経が刺激され、ハッピーな気分とやる気が生まれたのです。
4.不安神経症にかられた時はどうすれば良いか 不安神経症の初期はその前触れもなく、心臓が動悸したり、呼吸が苦しくなり、不安感は半端でないのが特長で、その為に外出するのが非常に苦痛になります。 発症したらまず、コップ一杯の水を飲み、腸の中心にある神経叢に「気」を集めるつもりで大きく咳払いを数回行います。一回で効果がなかったら、三回繰り返して下さい。大抵の場合は、これで心臓の動悸も治まってきて、不安感も取れてきます。 それでも駄目な場合は、その場から立ち去り、何かに熱中することです。 そのような時、ゲーム機等を利用しようと連想する人がいますが、これは止めて頂きたいのです。 無言で、機械物に嵌るという事は、現実回避の要素が強く、空想の世界に己を置くことになる為、次から次へと夢の中をさまようような錯覚に陥り、症状を更に悪化し、先に述べたような弊害も起こることもあり、徒らに交感神経を苛立たせる事になります。
5.不安神経症の究極の回避法 長い間、不安神経症を患っていると、発症のタイミングが凡そ把握できるようになります。日中仕事に夢中になっている時は発症しにくく、あまり気の進まない所へ行ったとか、気の向かない事をしてい時に発症し易く、特に就寝時の眠り際や夜中に夢を見たりして、目が覚めた時に発症する事が多いことも判ってきました。 体温を計ってみると35℃以下になっていることが多く、もしかすると神経症は体温にも影響されるのかも知れないと自分なりに解釈し、発症すると手、足をマッサージしたり足の裏を叩いたりして末梢の血行を促し、体が温まってくるまで行うといつの間にか、気持ちが治まり、動悸や息苦しさがなくなってきます。 そこで、発毛で実践していた半身浴を改めて見直しました。 39℃前後のぬるま湯で1時間以上入浴するようにしましたが、半身浴の催眠効果と精神安定効果は実に素晴らしいもので、夜はぐっすり眠れ、ほとんど夢も見ません。従って、発症もしなくなったのです。 発毛ドックに来る人で、精神的な要因を持っている人は安易に精神安定剤や抗うつ剤を服用している人が多く、そのような人には半身浴を徹底して指導し、薬物を用いることなくこれらの要因をもつ脱毛症を改善しています。
以上、私の体験上得た神経症の対策法の主なものを挙げましたが、まだ他に効果のあった対策法がありますので、以下ポイントのみを挙げます。 ○頭はなるべく使わず、体を使って良い汗かこう。 ○寝る前は刺激的なテレビや本を見ないこと、見るなら四コママンガが良い。「クレヨンしんちゃん」や「コボちゃん」「カリアゲ君」などがお勧め。 ○休日まで働くべからず、休日はフィトンチッド効果を求めて森林浴が良い、それが無理なら、なるべく自然に親しむこと。 ○これはできぬ課題になるかもしれないが、「早く開き直る」事が必要、たかが毛(80%)されど毛(20%)くらいの比重で考えるのが良い。 ○早寝、早起きが意外と効を奏する。それが無理なら温足浴をして昼寝をするのも良い。 ○タバコを減らす。 ○酒によって紛らわすと、酔い覚めの冷えと空しさというリバウンドを味わう事になる。
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