B過激なダイエットへの戒め 太る原因は多く、数え挙げれば切りがありませんが、主な原因として、摂取した栄養のカロリー分を消耗する運動量が少なく、現代の食生活の特徴である、高カロリー食の割には、その代謝を助ける栄養が不足しています。更に現代人は冷え、低体温体質の人が多く、酵素の働きが低下している為に、エネルギー代謝に関わるインスリンの分泌に異常をきたし、ブドウ糖を燃焼する代謝機能が低下し、その分は皮下脂肪として蓄えられ、又、その皮下脂肪をエネルギーに代える機能も低下することから肥満に陥ります。 このような原因、要因があるのにも関わらず、いきおいダイエットをするということは、敵の習性を知らずして戦いに挑む、恰も従来の発毛、育毛法と同じで、決して良好な結果が出ないばかりか、多くの弊害を生み、特に毛髪の生成には大きなマイナス要因となります。 ダイエットをする人は、食事の摂取量を大幅に減らすか、朝食を摂らない人が多く、毛髪の生成におけるエネルギー源不足に陥り、蛋白質、ミネラルの不足は毛髪の原料が欠如し、ビタミンの不足は代謝機能や生理機能がスムーズに行かなくなり、特に糖質の不足は脳の栄養欠如になります。 空腹時やダイエット中にイライラするのは糖質の不足からくるもので、いたずらにアドレナリン系のホルモンの分泌を促し、交感神経を刺激し、アドレナリン作用を誘発します。 その結果、毛乳頭機能を低下させ、毛母細胞の核分裂が弱まり、異常脱毛、薄毛、円形脱毛、全頭脱毛を誘発します。 ましてや、長期間絶食を続けるということは言語同断、絶対に避けなければなりません。その為にのっぺらぼうになる程に髪の毛が抜け落ちるばかりでなく命まで落としているという現実を理解し、ダイエットをする以前に肥満の根本になる原因を改善すべきです。
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