A朝食の重要性 ひと昔前の人間は、太陽が昇り始め、小鳥がさえずり始まると目を覚まし、待ち遠しいくらいに空腹を感じて、朝食はしっかりと摂ったものです。そして日中は一生懸命に体を使って働き、汗をかいて、再び空腹感を覚え、「ドカ弁」由来の昼食をしっかり摂って、夕陽が沈む頃は再び空腹感を覚え、夕食を摂り7時〜8時頃は完全に睡眠に入るという、正に動物的なライフサイクルを持っていました。これが人間の摂理からくる生活のリズムであって、この頃の人達は自己治癒力が活発だった為に、現代の人達から見ればかなり粗食な割にエネルギッシュな生活をしていて、若禿などはほとんど見る事はなかったのです。 現代人は本来は眠らなくてはならない深夜まで仕事をし、遊び、挙句の果て、夜中に食事を摂るという夜型人間が急増しています。 その為に、翌朝になって起きるのが辛く、食事を摂るより少しでも寝ていたい、あるいは夜中の食事の為に胃が疲れ、食欲が起きないことから朝食が摂れないのです。 朝食は、睡眠中に消費した栄養を補い、一日の活動の立ち上がりを支えるエネルギー源としての栄養を補給する重要な食事です。 しかし、朝食を充分に摂らないと、朝から疲労感が残り、日中のパワーが出ない、やる気が起きないなどの症状を訴え、体内の不足する栄養は恒常性維持機能により、付属器官に供給される分を減らし、生体機能に使われるようになります。その結果、徐々に毛髪にハリがなくなり細く痩せ衰え、異常脱毛も増えてきます。
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