(3)衣類は体内と頭皮の生理機能の恒常性を保つ為にある 環境に対する養生を考えたとき、風土や気候を変えるという事はできません。住いにしても改築や改造程度のものならできるでしょうが、これでも大金がかかります。従って、これらのマイナス要因からいかに回避するかいかに身体を保護すれば良いかを見つけ出すことです。 それには身に付ける衣類を考えれば手っ取り早い策になりますが、以外と知られていないのが衣類の選定と装着法で、その基本となる頭寒足熱の原理、健康の為に着用すると言う最も大切な事が理解されていないようです。 人体の恒常性を保つには体温が大切な要素になるという事は何度も述べていますが、足だから下半身だからという理由で安易に扱われ又、何も考えず知らず知らずのうちに軽視されています。しかし、天頂部から足のつま先まで一部角質化した部分を除きあらゆる細胞の恒常性を保つ基本は全く同じです。 腋の下だから36.5℃の体温が必要で足とか頭は20℃でも30℃でも良いということはなく、人間の体は常にその部分の恒常温度が必要で外皮はすべて36℃の体温が必要になります。 その為にはいかに血行を良くするか、いかに温めるか、いかに保温するかが必要な条件となり衣類は「保温」という大切な役目を持って着用するのです。 現に、下半身を薄着し靴下も履かなかった人が、もも引きを着用し靴下を重ね履きしただけで発毛が促進された例がたくさんあります。そんなバカなと思う人は実行してみてはいかがでしょうか。発毛が促進される他に体調が良くなり、水虫が治り足の臭みもなくなってきます。
|