【増毛法】 正しくは、結髪増毛法と言います。 増毛法の起源は、かつらのベースに毛を結着させる方法から転じたもので、20年程前に行っていた事がありますが、発毛が信じられず躊躇している人がその場しのぎで行なう、いわば粉の様に粉砕した毛を振り掛けるのと同じ感覚で行って来たというのが実状でした。 正常な毛髪は、1ヶ月に約1cm程度伸びます。今、仮に増毛法をしたとすると、自毛の成長と共に、結着した毛の結び目も1ヶ月後には約1cm程度、頭皮より上にあがってきます。最初のうちは、スムーズにとけた毛髪が、1ヶ月も経過する頃から、梳かす度にブラシやクシにその結び目が引っ掛かり、結着した毛が取れてしまいます。その為に、結着部に特殊な接着剤を塗布するようにしたのですが、結着した毛が取れなくなった代わりに、肝心な自毛の方が毛切れを起こしたり、脱毛してしまい、3ヶ月を過ぎる頃からは増毛する以前より薄毛になってしまいます。 この件に関しては、お客様から大変お叱りを受け、再度増毛を勧めても「お金ばかりかかって自毛が薄くなってしまうから、もう二度とやりません」という方ばかりで、現在は全く行っていません。
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