3.ドリンク剤 「元気が出る」「ファイトもりもり」「疲れた体に栄養補給」等々、テレビや雑誌のコマーシャルを見ていると、大半の人達は即効性のある栄養剤のような錯覚を起こしてしまうのがドリンク剤です。 長年、お茶代わりに飲んでいてガンになってしまった人、骨粗しょう症になってしまった人、歯がボロボロになってしまった人、栄養素と勘違いして食事を減らし、ダイエットに用いて全頭脱毛症になった女性、薄毛になった女性等々、心身と毛髪の健康を損ねた人達が身の回りに大勢存在し、その悲惨な状況も見ています。 私自身も疲れが取れるという事を聞いたものですから、一気に又、2、3本飲んだところ、その後間もなく全身の震えを起こし、心臓の鼓動亢進の為、息が苦しくなり、病院に担ぎ込まれた事があり、実弟も同じドリンク剤で同じような経験をしています。 健康増進の為に、又そのように思わせる宣伝、誰もが疑う余地も無く飲むドリンク剤の大半に大量のカフェインが含まれ、一時的に交感神経を刺激し、興奮状態になり、「元気が出たような錯覚」を起こすのです。 原料の大半は化学合成栄養素と甘味料、酸味料等の化学合成添加物と蒸留水にカフェインを加えたもので、製品によっては炭酸が加わり、極端な表現をすれば「化学物質と水」で作られた飲料水と言っても過言ではないでしょう。 化学薬品と同様に、長期間飲用すると自己治癒力が低下し、生理機能も低下します。従って、毛母細胞に対する有害性はスポーツドリンク剤と共に、計り知れないものがあります。 そして、「栄養は自然のものでなければ、吸収されて身に付く栄養にはならない」という事も、肝に銘じてほしいものです。
|
|