E肝機能障害 肝臓は胆汁を生成し、三大栄養素の消化、吸収に関与し、人体内の有害物質を破壊して無毒化を計り、エネルギー源の貯蔵に係わる臓器で、毛髪の生成に重要な役割を持っています。 糖質は小腸から吸収される際、酵素の働きによってブドウ糖に変えられ、血液中に送られ、エネルギー源となり、体温維持の為の熱を発生させます。 余ったブドウ糖はグリコーゲンに変え、肝臓に貯わえられますが、この時に必要な物質が膵臓から分泌されるインスリンですが、冷え、ストレス等が原因で、血液中のブドウ糖とインスリンが合成されないと血液中にブドウ糖が増加し、血糖値が上昇し、尿からも排泄されるようになります。 この状態が長引いてくると、糖尿病という診断がされ、毛乳頭へのエネルギー供給が思うように行なわれなくなる為に毛根が痩せ衰え、糖尿病独特の異常脱毛が起こり、最悪の場合は産毛のように退化します。 肝臓は別名、「沈黙の臓器」とか「我慢の臓器」という表現をしますが、我慢にも限界があり、毎日過度な飲酒で糖分の過剰摂取を繰り返していると肝臓、膵臓共に疲労し、肝機能に障害を起こすようになります。何事にもほどほどにという摂生も必要です。 又、昔から「怒りは肝を破る」「心毒」という言葉があるように、ストレスやアドレナリン作用を起こすような「心の在り方」は肝臓には大敵です。この複雑な世の中に「大らかな心」で生きようという事は無理かも知れませんが、実は肝臓にとってこれ以上の良薬は無いのです。
|
|