A電磁波のもたらす影響
1.電磁波とは 一般家庭に送られる電気は交流と呼ばれ、時間と共にプラスとマイナスの電極が一秒間 に50ないし60回ずつ交互に変動する波を持っています。 このような周期の波を持つ電流が導体を流れると、そこには変動磁界(動磁界とも言う)という磁界が作られ、変動磁界の持つ磁力線の周囲には変位電流が流れ、電界が発生します。更に変位電流は空間に新たな磁界を発生させ、その磁界は又、変位電流を発生させるというように、次々と電界と磁界が直角に合成されながら、空間を突き進んでいきます。 この電界と磁界が合成されていく周期の波を電磁波と言い、一般的には電波という名称で広く利用されています。 電磁波は、その周期の波が1秒間に繰り返される回数を周波数と言い、Hzという単位で表され、その波の振幅の長さを波長と言い、通常の長さの単位、m、cm、mm、nmで表されています。 電磁波が空間を伝搬する時には、「直進」「反射」「屈折」「吸収」等の現象を伴い、この性質は輻射強度、波長によっても異なり、その強度は発生源からの距離の2乗に反比例し、被射体あるいは受容物質、物体によっても異なった反応を起こします。
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